秋は数多くの果物が旬を迎える季節。
中でも夏の終わりから秋にかけて美味しくなるのが梨。
さわやかな甘味とみずみずしいシャリシャリとした食感が人気の梨。
梨には和梨だけでも品種が約50種類あります。
大きく分けると3タイプ。「和梨」「西洋梨」「中国梨」
数多い梨の中で、この記事では「豊水」と「幸水」について紹介します。
豊水と幸水どちらが甘い違いと特徴!
豊水は名前の通り水分が多く、皮を剥いているときも果汁が滴り落ちるほどの豊富な果汁、少し酸味があり甘酸っぱいのが特徴で糖度は11度から13度です。
1972年に豊水と言う名前で登録されました。
幸水と(石川早生✕20世紀梨)の交配と言うことがDNE解析で可能性が高い事がわかりました。
生産量では幸水についで梨では2番めに生産量の高い梨です。
幸水はシーズンりはじめは黄緑ですが、そのご褐色になります。
糖度は11度から13度と幸水も豊水も糖度は高くほとんど変わりありません。
幸水は1959年今から64年前に「菊水」と「早生幸藏」の交配品種で「菊水)の水と「早生幸藏」の幸から幸水と言う名前で登録されました。
現在の日本で一番多く生産されている梨で梨生産量の40%が幸水です。
「甘い梨が好みの方は幸水がオススメです。
豊水と幸水を食感、味、産地、旬、価格で表にしました。参考にして下さい。
幸水 | 豊水 | |
食感と見た感じ | 重さ250gから300gと豊水より弱感小さい。形はやや平たい円形でお尻に深くくぼみがあります。果点コルクの発達が悪く緑色と黄金色の中間色。 酸味が少しある。果肉は柔らかいがシャキシャキとした食感が特徴 | 重さは350gから450G。黄金色で均一に果点がる。色は黄金色。梨の中では大粒。日持ちも幸水より少し長め。 果肉が柔らかく名前の通り果汁が多く皮を剥いている時も果汁が滴り落ちるくらいの多果汁 |
味 | 糖度11度から13度前後 | 糖度 11度から13度前後 |
旬 | 8月中旬から8月下旬 | 9月中旬から9月下旬 |
産地 | 栃木県、茨城県、千葉県 | 茨木県、栃木県、福島県 |
価格(1玉) | 100円から300円 | 100円から300円 |
豊水も幸水も色づきに多少の違いがありますが、赤梨ですが、幸水は緑色と黄金色の中間色で豊水は黄金色。
スーパーで販売されている梨は、日持ちさせるために熟す前の早い時期に収穫します。
梨はみかんと違って収穫した後に、時間とともに甘みが増すという追熟はありません。
春先の寒さが影響して今年の梨の収穫量は豊水は減少傾向にあります。
梨の糖度は11度から13度が一般的です。
梨の特徴の一つは、他の果物と違って追熟をしないことです。
追熟とは、熟れる前に収穫して一定期間おいて柔らかさ、甘さを増す処理のことです。
梨の美味しい食べ方!
購入後は、冷暗所の風通しの良いところで保管して、食べる1時間ほど前に冷蔵庫で冷やして食べると甘みを強く感じます。
冷やし過ぎると甘みを感じなくなります。
冷暗所の風通しの良い場所がない時は、冷蔵庫で保管します。
甘みは少し減少しますが、腐敗防止と食感の瑞々しさを保てます。
それと梨は皮に近いほうが甘みが強いので皮を剥く時は、できる限り薄く剥き芯を深めに取り除くことで、十分な甘みを味わうことができます。
梨は下のほうが糖度が高いために保存する時は逆さまに保存することによって実全体に甘みが広がります。
数多くある時は、明るい色のほうが熟しているので、それを目安にして食べると美味しく頂けます。
梨は新しい品種が次から次に出てきますが、幸水や豊水ほどの味の良い美味しい梨はなかなか出来ない
梨の品質保持期間は?
幸水や豊水の目安は常温で4日から5日、冷蔵庫で約1週間から10日間です。
新聞紙などで包んで保湿すると、水分を保つことが出来るため長持ちします。
梨の収穫量が一番多い県は鳥取県!
鳥取県の梨の生産量は幸水や豊水の他、品種も豊富で特に二十世紀梨は、国内の約48%のシェアで日本一の生産量で知られています。
二十世紀梨は明治37年(1904年)に100年以上栽培される代表品種です。
二十世紀梨に於いては、鳥取県が特化していますが、最も普及している栽培品種の幸水に於いては、千葉県白井市、福島県福島市、佐賀県伊万里市が日本三大産地です。
平成27年現在、栽培面積259ha全国でも有数の産地が千葉県白井市です。
梨狩りのおすすめの時期と時間帯は!
梨狩りのおすすめの時期は9月から10月中旬で、時間帯としては、午前中の早い時間。
野菜や果物は夜間に糖度を蓄えるために朝が一日の中で一番糖度が高い時間帯です。
幸水や豊水は形や大きさよりも色を見ることが美味しい梨かどうかの判断基準になります。
緑はまだ熟してないので、黄色からオレンジがかった梨を選ぶと良い。
天気は快晴のほうが行動しやすいですが、快晴の時は、太陽の陽射しがあると色の見分けが難しいので、曇で明るい時が良い。
梨は下から引っ張っても引っ張る力には強いので中々取れないが、下から持ち上げるようにすると簡単に枝から外れます。
梨は糖度が高いですが、その梨を味わうためには、飲み物は人工甘味料の入った飲み物ではなく、お茶や水がおすすめ。
まとめ
梨狩りは午前中の早い時間帯が糖度が高い
快晴よりも明るい曇り空の方が良い
緑よりも黄色かオレンジ色の実を選ぶ
飲み物は人工甘味料の入ったものより、お茶や水の方が良い
最後まで読んでいただいてありがとうございました
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