ぶどうはあまり日持ちがしません。
この記事ではぶどうの「常温保存」と「冷蔵保存」に付いて保存期間は短めになりますが、できる限り長持ちさせるための目安を紹介します。
常温保存とは?
「常温保存」とは、冷蔵や冷凍が不要という意味で、高温を避けて外気温を超えない室温の事。
一時的に高温になっても品質が劣化する訳ではありませんが、温度が高いと賞味期限より早く風味が劣化することがあります。
直射日光を避けて風通しの良い冷暗所の保存をおすすめします。
ぶどうの保存方法!
ぶどうは温度や湿度が高いと傷みやすくなります。
一般的に風通しの良い冷暗所で保存することをおすすめします。
ただし、長期間保存する場合は、冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。
水洗いはせず、ヘタも取らずにそのまま保存しましょう。
ヘタを取ってしまうと、空気中の細菌や菌が侵入しやすくなり、腐りやすくなります。
新聞紙やキッチンペパーに包んで保存すると、乾燥を防ぎ湿度をキープできます。
冷蔵庫に入れる場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包んでから保存します。
ぶどうの常温保存時の保存期間は、種類によって異なりますが、おおよそ1日から2日です。
ぶどうは食べる前に水洗いして早めに食べることをお勧めします。
冷蔵庫に入れると何日保存できますか?
ぶどうを冷蔵庫に入れると、保存期間は1日から2日程度です。
ただし、保存期間はぶどうの種類や熟度、保存状態(新聞紙やキッチンペパーに入れた場合や適切な温度を保てたかどうかなど)によっても異なります。
保存中も必ず風味や品質を確認しながら、早めに食べることをおすすめします。
保存方法は洗わないで一房づつ新聞紙やキッチンペパーで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
この時傷んでいる粒は取り除きます。
ぶどうに付いている白い粉のようなものはこれは果粉(ブルーム)と呼ばれ農薬などではなく、ぶどうから出てくる成分です。
2、3日以上保存する時や、大粒の巨峰などは、実を房から外して1粒ずつ保存します。
ハサミで2~3mm程度枝を残して切り離します。
手間がかかりますが、こうすることで実の水分が枝に取られず鮮度をキープ出来ます。
冷蔵庫の野菜室で1週間程度保存できます。
常温保存よりも冷蔵保存の方が長持ちするのはなぜ?
ぶどうは常温で保存すると酸化や腐敗も進みやすくなるため、保存期間が短くなります。
一方、冷蔵庫などで冷やして保存すると、熟成が遅くなり、酸化や腐敗を抑えることができるため、保存期間が延びる傾向があります。
また、温度が下がることで、細菌や菌の繁殖も抑制されるため、冷蔵保存が衛生面でも優れています。
ただし、果物は冷凍することはできますが、大抵の場合は風味や食感が劣化してしまいますので、新鮮なままで食べることをおすすめします。
冷蔵保存で劣化が遅れる理由は?
冷蔵保存で劣化が遅れる理由はいくつかあります。
一つ目は、低温で保存されるために、酵素活性が抑制されることです。
酵素活性は新鮮な果物を劣化させる一因となりますが、冷蔵庫で保存することでその影響を相当に抑えることができます。
二つ目は、冷蔵保存により水分が蒸発するのを遅らせることです。
果物は通常、乾燥に弱く、常温で保存すると水分が蒸発しやすくなります。
しかし、冷蔵保存によって温度が下がり、水分の蒸発が遅らせられるため、果物が乾燥するのを防ぐことができます。
三つ目に、冷蔵庫内の乾燥を抑制するために、袋に入れて保存することができます。
袋に入れて保管することで、果物の周りに生じる湿気を保持し、風味や食感を保つことができます。
これらの理由や方法が組み合わさることによって、冷蔵保存で劣化が遅れます。

常温保存の場合と美味しさに違いはありますか?
常温保存と冷蔵保存でぶどうの美味しさには変化はありません。
常温の状態で保存した場合、できる限り早めに食べることをおすすめします。
冷蔵庫では、低温で保存することによって、ぶどうの酸化や腐敗を防ぐことができます。
しかし、低温にしてしまうと、糖度や甘味が減少して、風味が劣化することがあります。
また、冷気が乾燥しやすいため、湿度を加減した保存が必要です。
ぶどうは追熟しない?
ぶどうは、メロンやバナナ、みかん、水蜜桃などと違って木の上で完熟させて収穫するので追熟させる必要のない果物です。
購入して数日保存しておいても甘くはなりませんので早く食べられることをおすすめします。
賞味期限の目安は冷蔵庫の野菜室で約1週間程度です。
まとめ
ぶどうは常温で保存すると酸化や腐敗が進みます
低温で保存すると酵素活性が抑制されます
冷蔵保存により水分が蒸発するのを遅らせる
袋に新聞紙やキッチンタオルで包んで保存すると、果物の周りに生じる湿気を保持し風味や食感を保てます
ぶどうは、メロンやバナナ、みかん、水蜜桃などと違って木の上で完熟させて収穫するので追熟させる必要がない
最後まで読んでいただいてありがとうございました
コメント