小学3年生から習字の授業が始まります。
学校の授業で習字の後や習字教室で、大筆を使った後、洗ったほうが良いのか、それとも洗わないほうが良いのか、知っておきたい筆の洗い方?
この記事では、大筆の洗い方と小筆の扱い方について、正しい手入れについて紹介します。
習字の練習後の大筆を洗う理由は?
最近学校で使った筆を、洗わずに家に持ち帰って洗います。
きれいに洗えてない筆は、筆の付け根に墨が固まって硬くなったり、雑菌のすみかになっていることがあります。
習字の練習後に大筆を洗う理由は、筆を長持ちさせ、次回も良い状態で使うためです。
1. 墨が固まるのを防ぐため
筆に墨が残ったまま乾くと、毛が固まってしまいます。固まった筆は穂先が開きやすくなり、思うような線が書けなくなります。
2. 筆の弾力を保つため
筆の毛には自然な弾力がありますが、墨が残ると毛が傷みやすくなります。使用後に洗うことで、毛のしなやかさを維持できます。
3. 穂先の形を整えるため
洗った後に穂先を指で軽く整えて乾かすと、次回も美しい線を書きやすくなります。
4. 筆を長持ちさせるため
筆は適切に手入れすると何年も使えます。特に高価な大筆ほど、使用後の洗浄が大切です。
正しい洗い方
- 水またはぬるま湯で優しく洗う。
- 根元に残った墨も丁寧に落とす。
- 水気を軽く拭き取る。
- 穂先を整える。
- 吊るすか穂先を下にして陰干しする。
習字では「筆を大切にすることも上達の一部」と言われます。良い筆の状態を保つことで、安定した美しい字が書けるようになります。
墨の原料は膠(にかわ)で出来ています。
膠(にかわ)は動物性のたんぱく質のです。
きれいに洗ってない筆は、固くなって墨が残ったまま、手入れをせずに放置していると、筆の中に残った墨が原因で毛がくさったり、抜け毛や切れ毛の原因になります。
そうならないためにも、普段の手入れは大切です。
使った後はぬるま湯か、ぬるま湯が用意できない時は、水道の流水を弱く流しながら丁寧に揉み洗いしましょう。
洗面所を汚さないためには、ペットボトルを使って簡単に洗う方法もあります。

習字の筆の正しい洗い方は?
習字で大筆を使った後は、練習した後の半紙を使って拭き取ります。
習字の筆は、使い終わったらできるだけ早く洗うことが大切です。
筆の正しい洗い方
① 水でやさしくすすぐ
筆を水につけ、穂先を指で軽くほぐしながら墨を落とします。強くこすったり引っ張ったりしないようにします。
② 根元の墨を丁寧に落とす
墨は穂先だけでなく根元にも入り込みます。水を替えながら、根元に残った墨も丁寧に洗い流します。
③ 完全に墨がなくなるまで洗う
洗った水が透明になるまで繰り返します。墨が残ると毛が固まり、筆が傷む原因になります。
④ 水気を取る
筆を軽く振るか、タオルや半紙で挟んで水分を吸い取ります。強く絞るのは避けます。
⑤ 穂先を整える
指先で穂先をまとめ、元の形に整えます。
⑥ 陰干しする
筆掛けに吊るすか、穂先を下に向けて風通しの良い場所で乾かします。穂先を上にすると水が根元にたまり、傷みやすくなります。
注意点
- 熱いお湯は使わない。
- 洗剤は基本的に使わない。
- 筆を水につけっぱなしにしない。
- 完全に乾いてからしまう。
筆は「使ったら洗う、形を整えて乾かす」が基本です。特に大筆は根元に墨が残りやすいので、穂先だけでなく根元まで丁寧に洗うことが長持ちの秘訣です。
その後、大筆をしっかりと水に濡らし、30℃から40℃のぬるま湯で、筆の根元に残った墨を溶かしながら洗います。
墨はきれいに洗っても完全には落ちないので、大筆から出る墨の色が薄くなったら洗い上がりです。

習字の大筆どこで洗う?
洗い方は、ペットボトルでも、水道の流水でもどちらでも構いません。
水道水で洗う時は、注意することは、毛先を上向きにして洗うと筆が痛みます。
水道水の時は、必ず大筆の穂先は下向きにして洗います。
特に注意することは、洗面所が汚れること。
特に、ホーローの洗面台や人工大理石のシンクに墨が付着するとシミの原因になります。
ホーローや人工大理石に付着した墨は、時間が経過しないうちに、メラミンスポンジに水を含ませて磨くときれいに落ちます。
メラミンスポンジは百均で販売されています。

ペットボトルを使った大筆の洗い方!
洗面所を汚さないためには、ペットボトルに水を入れて洗う方法があります。
周囲を汚すこともなく、キレイに洗うことができます。
ペットボトルで洗う時の注意点は、一番下に筆をこすり付けたりペットボトルのふちで、しごかないようにして洗います。
学校や習字教室では、ぬるま湯の用意ができないので、水道水の流水を弱く流しながら、親指と人差し指で軽く揉むようにして墨を洗い落します。
墨はきれいに洗っても完全には落ちることはありません。
大筆から出る墨の色が、薄くなったら洗い上がりと思ってください。
筆の穂先が円錐状なるようにして、風通しの良い日陰につるして自然乾燥させます。
購入した時に穂先についていた、透明なキャップは付けず自然乾燥したら、筆巻きに巻いて収納します。
このように、大切な筆の取り扱いでいつまでも長持ちします。

習字の筆どこまで洗うべきでしょうか?
大筆は筆の付け根まで、きれにに洗えます。
まず、使った半紙を水に濡らして軽く拭き取ってから筆の根元まで洗います。
頭髪用のシャンプーは洗浄力が強く、筆に本来含まれている脂分まで落としてしまうために、頭髪用シャンプーで洗うのは避けてください。
水洗いで十分ですが、それでも墨の付着が気になる方は、筆専用のシャンプーがあります。
洗剤の製造会社と熊野筆メーカーが、共同開発した筆専用のシャンプーを購入して、気になる墨を落としましょう。
使い方は手のひらに出した泡デモに洗いするだけで簡単に気になる墨が落とせます。

固まった大筆の墨の落とし方は?
洗い忘れや、洗うのが面倒で筆が固まってしまった場合は、ぬるま湯に付け置きしてから洗います。
固まった墨が溶け出すのを待って、時間が経過しても、墨がなかなか落とせない時は、筆シャンプーを入れると入れると墨が溶け出すのでぜひ試してみてください。
墨が固まった筆の穂を無理に溶かそうとすると、毛先が途中から切れたり、抜けたりするので、時間をかけて気長に墨の溶けるのを待ちましょう。
是非、大筆の洗い方まねてみてください。
小筆はなぜ洗わないのでしょうか?
小筆を使ったら、洗わずに拭き取るだけです。
小筆は基本的に洗いません。
練習に使った後の半紙を水に濡らして、穂先をなでるようにして、固めてある根元の部分がほぐれないように、注意して穂先だけ丁寧に拭き取ります。
水を使って洗うと固まっているところまで、水が浸透して、ほぐれてしまうので気をつけましょう。
小筆をほぐすことは、NGです。使うときは穂先3分の1まで、糊を軽く落とすだけ程度にしてください。
小筆は手紙を書いたり、写経をしたり、名前を書く時に使います。
万年筆や鉛筆と同じイメージで使うのが小筆です。
使い終わったら、大筆と同じように、穂先を下にして自然乾燥したら、筆巻きに収納します。
小筆を洗ってしまった時の対処法?
小筆を洗ってしまったら、固めてから使います。固める方法をがいくつかあります。
糊でかためる!
筆専用の糊が販売されているので、それで固めてつかいます。
糊で固めると下ろす前の新品と同じようになります。
洗濯のりを使って固めるときは、10倍くらいに薄めてつかいます。
たこ糸で縛る!
ほぐれてしまったところを、タコ糸で縛ると固まります。
輪ゴムを使う方法もありますが、使っている間に、ズレてしまうので、個人的にはおすすめしません。
墨汁で固める!
小筆全体に墨汁をつけて、穂先全体を乾かします。
2日位経つを乾燥して固まるので。ほぐしたいところまで手でほぐします。
是非試してみてください。
まとめ
きれいに洗ってない筆は、固くなって墨が残っていると毛先が痛んだり、雑菌が繁殖して毛が切れる原因になります。
洗い方は、ペットボトルでも、水道の流水でもどちらでも構いません。
使った半紙を水に濡らして軽く拭き取ってから筆の根元まで洗います。
小筆は洗わずに、穂先だけ丁寧に拭き取ります。
頭髪用のシャンプーは洗浄力が強く、筆に本来含まれている脂分まで落としてしまうために、頭髪用シャンプーで洗わない。
水洗いで十分ですが、それでも墨の付着が気になる方は、筆専用のシャンプーで洗いましょう。
大筆も小筆も、穂先を下にして自然乾燥したら、筆巻きに収納します。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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