お正月以外ほとんど見かけることのない、おせち料理に使われる赤い野菜チョロギについて、「長老喜」「長老木」と書き、縁起をかついだ漢字表記で長寿を願う縁起物です。
チョロギは地域によって使う地域と使わない地域があります。
謎に満ちたチョロギの味や由来、なぜお節に使われるのか紹介します。
チョロギとはおせち料理の定番食材味はどんな味?
おせち料理に使われる赤い野菜、チョロギはおせち料理の定番食材の一つで、シソ科の植物根の先端に出来る塊茎(かいけい)の部分を食用とします。
渦巻き状の細長い貝のような形をしており、ニンニクに似た白っぽい色をしています。
チョロギの加工は、塩に4~5日ほど漬けた後、梅酢やシソ酢で赤く漬けたものがお節として食べられています。
味と食感はカリカリ梅に似ています。
長寿を願う意味が込められているために縁起物としてまた、たくさん実る事から「子孫繁栄)の意味もありおせち料理に使われます。
小鉢に入れた黒豆の上にチョロギを1個のせて出すことが一般的です。
チョロギの産地はどこ!
チョロギは東北地方で栽培されていました。
そのためにおせち料理に使っていたのは関東から北の方でした。
最近関西でも使っている地域もあります。
関西から西の地域では、ほとんでの人が何なのか知らない人も数多くいます。
飾りきりをしたわけではなく、土の中に生えている茎が太くなったものです。
塊茎(かいけい)部分=根っこを食用とする食材は、じゃがいもやレンコン、里芋や生姜などがありますが、チョロギもその一種です。
産地は、北海道や東北、関東をはじめ、福島県(東和町)、大分県(竹田市)や広島県(福富町)で栽培されています。
定価は80g 518円です。
チョロギ発祥の地は中国!
チョロギという和名の由来は中国語の「朝露葱)日本語に読まれたもの。
「チョロンイ」が転じたもので、「長老喜」や「長老木」「千代呂木」などの文字が当てられた事から、縁起物として、おせち料理の食材として用いられます。
チョロギの効能と食べ方
薬膳料理につかわれるだけに、滋養強壮、咳止め効果があり、その他脳梗塞や認知症予防経の効果があるのではないかとされています。
① チョロギの効能=滋養強壮、咳止め、脳の活性化オリゴ糖含有、抗酸化成分。
② オリゴ糖の効果=善玉菌を増やす、便秘解消。
➂ アクティオサイド=胃酸を中和し潰瘍を防ぎます。
➃ 血行と免疫力=血行を良くし、免疫力をたかめます。
➄ 冷え性の方=熱を取る効果があるため冷え性の方は食べ過ぎに注意しましょう。
おせち料理以外の食べ方=フランス料理でソテー、サラダなどとして使用フランス料理に使う時はニンニクみたいに白色のまま使われます。
お節以外の食べ方は、健康増進のために食べられます。
チョロギにはオリゴ糖が多く含まれています!
オリゴ糖は乳酸菌などの善玉菌のエサとなって、善玉菌を増やす効果がある成分で、アクティオサイド(抗酸化成分)で、胃酸を中和する作用があるために、潰瘍を防ぐことが出来ます。
血行を改善して免疫力を高め虚弱体質を改善する効果があります。
熱を冷ます効果があるため、控えめに食べる程度であれば害はありませんが、冷え性の方は食べ過ぎには注意が必要です。
チョロギのレシピを紹介
チョロギはおせち料理に、黒豆の上に添える程度に日本では使われています。
日本以外のヨーロッパでは栽培されていて、サラダの素材としてまた、茹でて使ったりソテーしてフランス料理では日常使われています。
日本みたいに梅酢やシソ酢で赤く漬け込んで加工したのではなく、チョロギ本来の白色のまま使われます。
チョロギの花言葉は「楽しい人生」!
おせち料理だけでなく、普段の食生活に取り入れて健康増進につなげて「楽しい人生」になる事をねがっています。
まとめ
おせち料理に使われる赤い野菜チョロギはおせち料理の定番食材の一つです
北海道や東北、関東、福島県(東和町)、大分県(竹田市)や広島県(福富町)で栽培されています
薬膳料理に使われて、滋養強壮、咳止め、解熱効果があります
日本ではおせち料理の定番として、ヨーロッパではフランス料理に使われています
最後まで読んでいただいてありがとうございました
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