習字で文字がにじんでしまう理由はなぜ?にじまない方法と対策は!

書道
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習字を習い始めて、墨で半紙に書いた文字がにじんでしまうとこまりますよね。

毎月仕上げる清書は、きれいな作品を提出したいですね。

筆に墨を付け過ぎないように、気を付けて書いても、にじんでしまってこまる?

この記事ではそんな方のために墨がにじまない方法を紹介します。

 

 

習字で文字がにじんでしまう理由はなぜ?

墨汁が原因でにじむ時は

① 薄い墨汁は文字がにじみます。

書道で使う半紙は洋紙と違って、繊維が荒く紙の中に隙間が多く筆の通った後から外へ広がります。

見た目が同じように見える紙でも、紙の厚さによって墨の広がり方が違います。

湿度の高い雨などの時は、紙も墨を吸い込みにくいために、周りに広がります。

それがにじみの原因になります。

 

 

② 濃い墨汁は文字がにじみません。

濃い墨はにじみが少なくなります。

洋紙やノートの紙コピー用紙などのように、紙の繊維が細かいとにじみは少なくなります。

 

それと墨の粘度の違いによっても起こるもの、墨が濃いとにじみが少なくなります。

紙の繊維を伝いづらいく、墨がその場に留まるために書いた文字がにじむことがありません。

墨が濃いとにじみを防ぐ事ができます。

 

かな半紙として使われる紙は、ドーサ液でにじまないように紙を加工してあります

 

※ドーサ液(ミョウバンを溶かした液に、薄い膠を混ぜたもので、紙の繊維の間にミョウバン液が浸透してにじみを防ぐ)

ドーサ液は、米のとぎ汁や牛乳でも代用できます。

 

薄い墨汁はにじむ、濃い墨汁はにじまないのできれいな文字が書けます。

 

 墨汁には濃度があって、サラリとした薄い墨汁とネットリした濃い墨汁があります。

 

値段の安い墨は、かなり薄めた墨汁で非常にサラリとしているためににじみます。

 

この文字は安い墨で書いているのでよく見るとわかりますが、文字がにじんでいます。

↓  ↓

 

 

少し値段の高い墨汁を購入するとにじむ事ははありません。

 

この文字は、書道清書用の墨で書いているのでにじみがありません。

 

 

その他の事がにじみの原因になっているのは、次のようなことがにじみの原因になっていることがありますります。

 

にじみをふせぐために、墨汁を付け過ぎないように注意して書いているけれど、にじんでしまうために運筆のスピードをあげて文字が乱雑になってしまう?

 

文字を書くスピードをあげないで、ゆっくり書いてもにじまないのは濃い墨を使うとにじまなくなりきれいな線で書けます。

 

 

筆の穂先の墨汁が原因でにじむ理由は?

筆の穂先に、墨汁を付けすぎても、余計な力を加えてもにじみの原因になります。

次のようなことが原因でにじむことがあります。

 

墨汁が筆の穂先に多すぎるため!

にじみを防ぐために注意することは、筆に墨をつける時は筆の穂の中に墨を染み込ませて、筆の穂先や外側に付いている墨は硯の縁で落としてから文字を書く。

 

 

筆圧が強すぎ(穂先を紙に押し付ける強さ)

書き始めや転折(曲がり角)、止め、跳ねでは力を抜いて、筆の筆圧を弱めて軽く書くとにじみません。

 

にじみの原因はこの2つのどちらか、それか両方の原因が考えられます。

 

墨汁が多すぎてにじむ人は、墨継ぎの時に硯(すずり)の上、丘(陸)で筆の先端だけに墨をつけて書き始めてしまう。

 

文字を書く前に筆や硯(すずり)を見て、無意識な墨継ぎをしないように注意して書くとにじみをふせぐことができます。

 

文字を書いている時に硯(すずり)の丘(陸)で、墨をぬぐったり穂先の形を整えたりして、穂先が墨汁を含みすぎてにじみの原因になることがあります。

 

自分では少し付けたつもりでも、穂先には余分な墨が付きすぎています。

丘(陸)の部分は固形の墨を磨る場所です。

半紙に書くときは、丘の部分は使わないようにしましょう。

 

穂の中に染み込んだ墨汁はにじみません。

文字を書いている時に、穂の中の墨が降りてきてゆっくり書くことで、きれいな文字が書けます。

 

穂の中に染み込まず、穂の先端や外側に付いている墨汁は、半紙に接した瞬間に墨が出てにじみの原因になります。

 

穂先に墨を少しだけ付けることはしないで、穂先や外側に付いた余分な墨は、硯(すずり)の縁で落としてから書くと、にじまないきれいな文字が書けます。

 

 

 

 

 

墨継ぎや穂先の形を整える時も丁寧に整える!

思い通りの線が書けない時は姿勢や動作に原因があります。

墨汁が多すぎてにじむ人は、肩の力を抜いてリラックスした状態で書きましょう。

 

握っている筆の力が強かったり、紙の上を押し付けるように筆圧を加え過ぎる人は、余計な筆圧を加えず軽く書くとにじまないきれいな文字が書けます。

 

どのくらい軽く、丁寧に筆(穂先)を使って書いているのか、一緒に書くことで具体的な力加減が伝わり易いと思います。

 

 

まとめ

にじみの原因は薄い墨汁はにじむ濃い墨汁はにじまない

筆の穂先や外側に付いている余分な墨は硯(すずり)の縁で削ぎ落として書く

肩の力を抜いて筆の筆圧を弱めて軽く書くとにじまない

にじみを防ぐために濃い墨汁を使いましょう

この記事がにじみを解決するために少しでも参考になればさいわいです。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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