書道の書き方の基本!筆使いの技法8法が学べるコツを解説します

書道
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書道を始める時には、お手本を見て独学で学ぶか、書道教室で先生に習います。

お手本で練習する前に、基本的な筆の持ち方、運び方を勉強します。

 

はじめに筆の扱いになれる事が一番大切な事です。

その後、漢字を練習する前に、基本点画の書き方を勉強します。

 

この基本点画は漢字を書く時に必ず使う書法です。

この記事では、一番大切な基本点画について解説します。

 

 

書道の書き方の基本的な技法は永字八法です

基本的な点画を身に付けるためには、「永字八法」と言う基本点画を練習します

 

止め、ハネ、払いなどの基本です。

その基本を習わずに先に進むことは出来ません。

 

筆の打ち込み、トメ、ハネ、払いなどの8つの基本を「永字八法」と言います。

この8つに、書道の漢字の全ての基本が含まれています。

 

中国の唐代の王羲之の古典臨書にも、必ずこの基本技法は使われています。

この基本技法無しに、漢字書道は成り立ちません。

 

古典臨書と共に、一番大切な基本技法が「永字八法」です。

 

漢字を練習する時の基本が、すべて含まれているのがこの「永字八法」です。

折れや、はねは、文字を書く上で欠かすことができない部分です

 

組み合わせによって、バリエーションのある点画です。

 

書き方は練習すれば、難しくはありません。

基本的な折れ、ハネ、はらいを書いて練習してみましょう。

 

中国の古典臨書にも、当然この「永字八法」基本点画は存在します。

 

 

書道の書き方の基本は8種類あります!

永字8法とは、書道に必要とされる基本技法8種類が、漢字の「永」の字にすべて含まれていると言うことを示した言葉です

 

それでは、永字八法の基本技法を8っ見ていきましょう。

 

永字八方の基本技法

1・側(ソク):点

2. 勒(ロク):横画

3. 努(ど) :縦画

4. 趯(てき) :はね

5. 策(さく):右上がりの横画

6. 掠(りゃく):左はらい

7 .啄(たく):短い左はらい

8. 磔(たく):右払い

 

 

永字八方の基本技法1『側(ソク)』

側(ソク)とは、「点」です。

トンと左から右方向へ筆を落として抑えます。

 

       

 

        

永字八方の基本技法2 『勒』(ロク)

勒(ロク)とは『横画』です。

 

 

トン.スー.トンと横に向かって筆を運びしっかり止めます。

 

横画から縦画に繋がる横画の部分です。

縦画と横画を転折(てんせつ)と言います。

 

縦線と横線の重なりです。

流れで書くと言うより、むしろ折れの部分で一度筆を上げてから、新たに筆を下すつもりで書きましょう。

 

横画を書いた後、筆を持つ力を弱めて、折れる部分で軽く筆を上げつつ、穂先を上にごくわずかにずらします。

 

ポイントは、横画の収筆(しゅうひつ)部分の(終わり)が、縦画の始筆の点となるように意識する事です。

縦から横への折れも書き方は同じです。

 

他にも横線からの左払いや、縦線からのハネ等の転折にも応用ができます。

 

転折には、「日」や「国」のように、直角的に折れる物や、「口」や「田」のように、横長の折れさらに、「ス」や「レ」のように鋭く折れるものまであります。

 

形は違いますが、どれも転折であり書き方の基本は同じです。

 

 

永字八方の基本技法3 『努』(ど)

 努(ど)とは、『縦画』です。

 

転折は横線と縦線の重なりです。

流れて書くと言うより、折れの部分で一度筆を上げてから、新たに筆を下すつもりで下に向かって真っすぐに筆を運び、最後はしっかりと止まります。

 

 

永字八方の基本技法4 .『趯』(てき)

趯(てき)とは、『はね』です。

            

しっかり止めてゆっくり筆をはねます。

 

ハネは収筆(しゅうひつ)部分がないので二折法です。

ハネだからと言って、飛び跳ねるように書く訳ではありません。

 

起筆で筆を入れてから、送筆の部分でいったん筆を止め、跳ねる方向へ筆をおしあげます。

勢いよくはねるのではなく、ゆっくりはねましょう。

 

 

 

永字八方の基本技法5 『策』(さく)

策(さく)とは、『右上がりの横画』です。

 

 

筆を持つ力を弱め、折れる部分で軽く筆を上げつつ、穂先を上へごくわずかにずらします。

 

縦画を書く時のように筆を下します。

勒(ロク)の横画とは違い、最後は止めずにスーっと筆を抜きます。

 

 

永字八方の基本技法6 『掠』(りゃく)

掠(りゃく)とは、『左はらい』です。

 

 

左下へ左に胡を描くように、ゆっくりと払います。

その時に鼠(ねずみ)の尻尾みたいな鼠尾(そび)にならないように、肉付き良く筆をゆったりと上げます。

 

 

永字八方の基本技法7 『啄』(たく)

啄(たく)とは、『短い左はらい』です。

左下へまっすぐ一気に払います。

この書き方もゆっくりと筆を文字の中心に向かって左下へ書きながら筆を上げます。

           啄(たく)

 

左下へまっすぐ一気に払います。

この書き方も、ゆっくりと筆を文字の中心に向かって、左下へ書きながら筆を上げます。

          

 

 

 

永字八方の基本技法8 磔(たく)とは、『右はらい』です

磔(たく)とは、起筆は軽く入り、右下へゆっくりと筆を運びます。

最後に一度止まってから、右方向へゆっく筆を抜きます。

 

『永』を練習すれば字が上達する?

習字をする上で、『永字八法』をわかることはとても大切なことです。

 

書道初心者であれば、『永』と言う字を反復練習することで、筆の運び方を勉強することができます。

 

しかし、心がけたいことは、『永』と言う字を、ひたすら練習することで、上達するという訳てはありません。

 

練習することも大切ですが、『永』と言う字に使われている技法を、しっかりと理解することが大切です。

 

『永』を練習する時は、技法を理解した後の方が効果的な練習ができます。

最後に基本技法について紹介しました!

この記事では書道の基本技法について判り易く紹介します。

これから先、書道を始めようと思う方、まずこれらの技法を習得してみてはいかがでしょうか。

 

永字八法の技法を理解して、繰り返し練習した後、いろいろな字を書いてみるのも練習になると思います。

 

 

 

 

 まとめ

古典臨書と共に、一番大切な基本技法が「永字八法」です。

書道の書き方筆使いの基本は8種類あります。

側(ソク):点       勒(ロク):横画         努(ど) :縦画          趯(てき) :はね     策(さく):右上がりの横画           掠(りゃく):左はらい   啄(たく):短い左はらい    磔(たく):右払い

この8種類の基本技法を参考に半腹練習して、まず筆使いに慣れてから、いろいろな漢字を練習してください。 必ずきれいな字が書けるようになります。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました

 

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