パソコンが社会に普及浸透して普段は文字を書く機会は少ないと思います。
しかし、公的な機関で書類に記入する機会は昔とあまり変化していませんよね。
この記事では、文字をきれいに書くコツを紹介します。
一般的には、以下のような要点が挙げられます。
文字「ペン字・鉛筆字」を上手くきれいに書くコツを紹介します!
実際にきれいに書くコツとして①から⑦までの事が検索すると紹介されますが、その通り書いてみても参考にならない経験はありませんか?
① 筆記用具を正しく持つ 筆記用具の先(ペン先・鉛筆)から3cm位のところを軽く握り、紙面に対して適度な筆圧を加えながら(ペン先・鉛筆)を50度位傾けて書きます。
② 正しい姿勢て座る。背筋を伸ばして、自然な状態で目と紙の間は約30cm程の距離が理想です。
③ 落ち着いて集中できる空間で書く。周囲の音や光などの刺激を減らし落ち着いた状態で書く。
④正しい筆順で書く。文字のバランスを考えて基本的な書き順や筆順を守る。
⑤ 止め、ハネ、払いに注意して書く。止め、ハネ、払いは角度や力を加減しながらはっきりと書く。
⑥ 書体の大きさにメリハリを付けながら、ゆっくりと書く。
⑦ 一字一字丁寧に書くことで字形の整った文字を書くことが出来ます。
このように説明通り書いても中々きれいに書けなかった経験はありませんか?
理屈は正しいですが、この通りに書いても上手く書けませんよね?
文字「ペン字・鉛筆字」を上手くきれいに書くコツを紹介します!
① 文字がきれいに見える練習方法は、文字を整えて書く
② 字配りに気をつけて書く
1字1字は整ってきれいに書いても全体を見た時に字配りが悪いときれいに見えません。
字形を整えるコツ 文章全体を整えるコツ
文字の形をきれいに書くコツ | 字配りを考えて書くコツ |
1 右上がり六度の法則 | 4 文字がきれいに見える黄金比 |
2 右下重心の法則 | 5 字間に余白を取る |
3 隙間均等法 |
この決まりごとを守りながら練習すると見違えるほどきれいに書けます。
一文字づつ決まり事を守りながら書いてその後、字配りのコツを練習すると効果的な練習で上達が早いと思います。
横画を右上がり6度に書く!
横画を平ではなく6度上げて書くことで手書き独特の美しさが出ます。目の錯覚減少と言われていますが、実際に平らに書くと扁平に見えますが、6度上げることできれいに見えます。
右側上の五は平らではなく右側が6度上がっているのでバランスよくみえます。
右側下の五は右側が下がっているのでだらしなく見えます。
左側の五は右側が上がりすぎていて不安定な印象を与えます。
横線は水平に書いても右下がりに見えます。横画を右上がりに書くことによって端正に見えます。
この法則は中国古典の「九成宮醴泉銘」を分析して判った原則です。
隙間均等法に書く!
線と線の隙間を均等に開けることで明るく落ち着いて文字に仕上がります。
隙間を均等に開けることで見た目のバランスがきれいに仕上がります。
隙間均等法は余白がすべて同じ面積になるように書く書き方です。余白を同じ面積にすることで明るい落ち着いた文字に仕上がります。
余白を均等に開けることで整った文字になります。隙間均等法はいろいろな文字に応用することが出来ます。
下の美と字は余白が均等で美の右下を低く書くことで安定して見えます。
右下重心の法則!
右下に重心を置く書き方です。
右側の大という字は下の一番下を低く書くことで文字が安定して見えます。
左側の大という文字は右下が左側より上にあり余白ができているので不安定な印象に見えます。
横画を平ではなく6度上げて書くことで、手書き独特の美しさが出ます。
隙間を均等に開けることで見た目のバランスがきれいに仕上がります。
右下重心の法則は、右下を低く書くことで安定して見えます。
文字「ペン字・鉛筆字」を上手くきれいに書くコツを紹介します!
単体の文字をきれいに書けるようになれば、次に文章としての印象が気になります。
文字の大きさの比率から見ると、漢字10 平がな8 カタカナ6の比率で書く。
画数の多い漢字に比べて、平がなは画数が少ないので目の錯覚でひらがなのほうが大きく見えます。ですので、画数の多い漢字に比べて平がなは少し小さく書きます。
カタカナは平がなより最小さめに書きます。そのほうが文章全体を見た時にバランスが整って見えます。
漢字10 平がな8 カタカナ6の比率で書くと文章を書いた時にきれいに見えます。
漢字大きめ 平がな小さめ カタカナ更に小さく書く
一文字づつ丁寧に書くことに集中するあまり、全体の文章が不揃いでは読みにくくなります。
漢字は大きめ平がなは小さめと言うことを意識して書くことで読みやすい文章が書けるようになります。
詰まりすぎた文章は圧迫感を感じます。逆に文字間が広すぎる文章も読みづらいです。一定の文字間で読みやすい文章をかけるように練習しましょう。
読む人に配慮した文章は日頃から練習してないと、いきなり出来るものではありません。きれいな文字を書けると、相手に誠意や真心を手書きの文字で伝えられるようになります。
きれいな文字が書けると受けた相手に好印象をあたえます。
「字の上手下手は先天的なもの」といって諦めずに一定のレベル迄は努力次第できれいに書けるよになります。個人的な潜在能力は関係ありません。
先に紹介した決まりごとを守りながら是非練習してみて下さい。
練習すれば誰でも出来ます。
ま と め
横画を平ではなく6度上げて書くことで、手書き独特の美しさが出ます。
隙間を均等に開けることで見た目のバランスがきれいに仕上がります。
右下重心の法則は、右下を低く書くことで安定して見えます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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