最近パソコンが社会に普及、浸透して殆どの事務処理がスピーディーになりました。
そのため公文書なども、ハガキや封筒に書類を同封して郵送することなくFAXで送信、個人的な連絡もSNSで事足りて、殆どの人がペンやボールペンなどの筆記用具と紙を使用する機会が減少していますよね。しかしこんな社会だからこそ、きれいな文字を書きたい望みを持っている人もいるのではないでしょうか。
社会も年々ペーパーレス化して必要な用件はショートメールやメールなどのSNSが主流になっています。
このように社会が画一化されて手書きの文字を書く機会が減少しているのも事実です。
しかし手書きの文字にはその人となりが現れるものです。SNSの文面からもその人となりは読み解く事は出来ますが、手書きの文字にはその人ならではの良さが現れます。
ボールペンできれいな文字を書きたい、そんな願いを叶えたい人のためにボールペン字やペン字を独学でも学べることを紹介します。
ボールペン字は独学で学べます
時間の制約上きれいなペン字やボールペン字を勉強したくてもペン習字教室に通えない人でも書店でもいろいろなペン習字の本が数多く販売されていますが、各書道団体の毎月の競書の課題を自宅で独学で勉強することも出来ます。
ペン字やボールペン字の教室に通わなくても、書道会の毎月の競書の課題を自宅でお手本を見ながら練習して毎月出品して継続していくと必ず上達します。
競書の用紙もペン字、ボールペン字共にわずか3行書きですが、毎月お手本を参考にしてその文字の形を見ながら練習するだけです。
私はそうしてはじめは新級からスタートしましたが、8級から毎月進級出来て1年と6ヶ月で9段まで取得しました。
毎月競書誌を練習しながら継続していけば必ず進級、昇段していきます。
継続はちからです。一朝一夕にして段位取得は出来ませんが毎月練習しながら競書を出品していきましょう。必ず進級していきます。
このお手本はわずか3行ですが、毎月練習しながら出品して行くことでちからが付いていきます。このようなお手本を元に練習することでボールペン字も、ペン字を上達して進級、昇段していきます。
ボールペン字は独学するなら正しいお手本で
書店で販売されているペン字やボールペン字のお手本が必ず美しいかというと、お手本を執筆された先生の文字にも、「美文字」と言ってもそれぞれの個性がありますので、どのお手本で勉強するのかは、いろいろな先生のお手本を書店で比較して撰ぶのもよいかと思いますが、書道会の競書誌を購入して自分で練習されても、独学で充分進級出来ますし、書店で自分の好きな書風のものを購入して練習されるのも良いと思います。
ボールペン字は独学するなら毎月の競書の課題提出を
書店で購入されるのが一般的な方法かと思いますが、私は毛筆は日本美術展の会員の先生に師事していましたので、その書道会の硬筆のお手本の競書の課題を毎月出品して9段まで取得しました。
独学ですので、添削無しでしたが毎月進級していたために1年6ヶ月で挫折する事なく順調に進級昇段しました。
ボールペン字は独学でも上達します
書道会のお手本をしっかりと見て、お手本に忠実に練習していけば添削無しでも独学で充分進級昇段していきます。
練習の仕方は人それぞれの時間確保の関連もありますので、練習の時間は特定できませんが、深夜のほうが練習に集中出来ます。
ボールペン字は独学で練習する時の注意点
練習用紙にまず書き始める前に中心がずれないように線を引く事が出来ませんので、用紙の上の方に微かに折れ線(しるし)をつけておくと中心がずれることなくきれいに書けます。
ペン字は万年筆ではなくてつけペンを使用していました。ペン先は書店の文具コーナーにありますので少し弾力性のあるものを用意します。購入する前に自分で手にとって試し書きしてみて書きやすいペンを購入して下さい。
ボールペンは1mmのものが一番お手本に忠実に表現できます。0.7mmでは細すぎますし、1.5mmでは太すぎます。
1.5mmのボールペンはA4やB5などの大きな封筒の住所などを書く時はきれいに書けます。しかし便箋やそれ以下の小さな用紙に書く時は1mmのボールペンが一番表現しやすいです。
ボールペン字の独学のお手本は
まずボールペン字を練習する時のお手本ですが、書店の硬筆コーナーにはいろいろなお手本が販売されていますが、書風が好みであるかどうか自分の目で確かめるのが一番最良の方法かと思います。それと身近に書道会の競書誌が手に入るようであれば、ひと月だけ注文して試し書きするのもこれから硬筆を練習するには参考になります。最近は通信教育で練習する方法もあります。選択肢はいろいありますので自分の現在の状況を考えながら一番長続きする方法を選んでください。
何気なく始めても長続きしなければ、上達する前に挫折してしまいます。お手本に忠実に集中して練習しながら継続していけば必ず進級していきます。
ボールペン字は独学で練習する時の下敷きは
硬筆専用の下敷きがありますが、その専用の下敷きがない時は新聞紙を二つ折りにしてそれをまた二つ折りにするとつけペンやボールペン字の練習や毎月の競書の清書をする時にはその下敷きが程よいクッションになり仕上がりがきれいにできます。
是非試してみて下さい。
書道会の毎月の競書は添削はありませんが、添削をされなくても自分でお手本に忠実に練習していけば、特に独学でのデメリットはないと思います。
その都度その都度、毎月添削を要するようであれば進級の可能性も低いし、時間だけがかかると思います。毛筆であれば指導者(先生)は必要ですが、ペンやボールペン字の上達に指導者はなくても真剣に集中して練習すれば、独学でも充分進級していきます。
ただ目標もなくお手本で漠然と練習するだけではなく、毎月の競書に出品することで進級していくとモチベーションも上がります。是非挑戦してみて下さい。
自分の目で確かめて好みの書風のお手本を参考に練習して下さい。必ず進級することは間違いありません。
この記事がお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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