書道団体の中での資格は、それぞれの独自のもので共通する基準がないために履歴書の「資格欄」には書けません。
履歴書の資格欄に書くためには、毛筆や硬筆の資格取得の検定を受験する必要があります。
この記事では、履歴書に資格として書ける検定について紹介します。
毛筆資格とは特技との違いについて?
履歴書の資格欄にかけるのは、文部科学省後援の「日本書写技能検定協会」の毛筆の資格試験に合格すれば、資格欄に取得級位を書くことができます。
履歴書の資格欄に「〇年第〇回文部科学省後援の毛筆書写技能検定〇級合格」として書けます。
毛筆書写技能検定協会の検定で、硬筆.毛筆の技術と知識を審査する検定試験で、年3回全国規模で実施されます。
一般財団法人 日本書写技能検定協会ホームページ
毛筆書写技能検定協会の級位は資格として履歴書に書けます!
履歴書の資格欄に資格として記入したい時は、文部科学省後援で、一年に3回実施している検定試験に合格すれば、資格として記入することが出来ます。
「2○○年〇回文部科学省後援硬筆.毛筆書写技能検定○級合格」として履歴書の特技欄ではなく資格欄に記入することができます。
受験資格に学歴や年齢制限はありません。
受験を検討の方は是非参考にして下さい。
毛筆書写技能検定協会の試験のメリットは?
文部省後援の公的な検定試験のため、履歴書の資格欄に書くことが出来ます。
履歴書に書く時は、「〇年第〇回文部科学省後援毛筆書写技能検定〇級合格」として履歴書の資格欄に書くことができます。
中学生では、高校受験の時の内申書に記入できるメリットがあります。
特定の大学、短大、高校で優遇されます!
大学、短期大学、高校、専門学校受験の入試の時に合否判定で優遇または、点数が加算されます。
増加単位として認定される学校もあります。
成績優秀者には、「文部科学大臣賞」「協会賞」などが授与されます。
1級合格者を対象に、優秀な指導者としての社会的な位置づけと、指導者証が交付されます。
令和4年度の受験者は、以下の通りで3級が、合格者も受験者も最も多く、準1級と1級が合格率が低く難関です。
級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
6級 | 1,439 | 1,402 | 97.4% |
5級 | 3,315 | 3,215 | 97.0% |
4級 | 5,159 | 4,457 | 86.4% |
3級 | 6,328 | 5,260 | 83.1% |
準2級 | 1,944 | 1,271 | 65.4% |
2級 | 1,926 | 995 | 51.7% |
準1級 | 512 | 88 | 17.2% |
1級 | 570 | 55 | 9.6% |
合計 | 21,193 | 16,748 |
令和4年度の受験者、合格者 文部科学省後援 日本書写技能検定協会引用
毛筆書写技能検定協会の受験料は?
受験料は、令和5年度第1回検定より、表のとおりです。
6級 | 5級 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
1,400円 | 1,700円 | 1,900円 | 3,500円 | 4,000円 | 4,500円 | 6,500円 | 8,000円 |
履歴書の特技ではなく、資格としての公的な資格としての級の紹介をしました。
今後、履歴書に記入したい公的な毛筆や硬筆の資格取得の参考になれば幸いです。
まとめ
履歴書の資格欄に書ける毛筆の資格は、文部科学省後援の毛筆書写技能検定協会の級位だけです。
各会派や各書道団体の段級位は、公的な資格ではなく履歴書の特技として記入はできますが、資格としての記入はできません。
履歴書の資格として記入したい時は、毛筆書写技能検定の級位を取得されると入試優遇制度や増加単位認定などがあります。
資格取得希望の方はぜひ受験を検討してみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました
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