書道かな料紙 書道のかな文字を書くための用紙かな料紙ついて

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書道
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日本独自の「平がな」、普段生活する上で最も親しみのある文字が「平がな」の存在ではないでしょうか。

 

書道の中でも「かな文字」を書く書道があって主に「万葉かな」(変体かな)を使って古典から現代詩までを「万葉かな」で書きますが、「平かな」も使います。

 

「万葉かな」をかく専用の和紙を料紙と言います。
書道の漢字の半紙と違いかなを書くための和紙の呼び名が料紙です。

 

その料紙について述べてみました。

 

 

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書道かな料紙の歴史について

 

中国から日本に文字が伝って、漢字の草書体が日本独自のかな文字に変わって行ったのは、平安時代です。平安時代に漢字の偏(へん)や旁(作り)一部がカタカナになり、漢字をより早く書くために変化した文字がかなです。

 

平安時代から鎌倉時代には多くの「古筆」と言われる作品が残されていて、その多くが金箔、銀白、金銀砂子などの装飾した和紙にきれいに流れうるような「万葉仮名」(変体かな)で書かれています。

 

中国の古典と同じような感じで日本の古典を「古筆」と呼びます。「古筆」とは、平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた作品のことで中国の古典に値するものです。

 

金箔、銀白、金銀砂子で装飾された和紙に麗しいかな文字で書かれています。内容は古今和歌集、和漢朗詠集、万葉集など数え上げればきりがない程数多くの古筆がありす。

 

この古筆を参考に現代の人が「万葉かな」を書きやすく加工して使えるように機械や人の手によって加工した和紙が料紙です。

 

 

 

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書道かな料紙は美術工芸品としての要素がかなり高い価値の高い和紙です

 

かな料紙は打曇、飛雲(ひうん)風に吹かれて飛んでいく雲の例え、墨流し(すみながし)の製紙技術、無地の和紙を漉くだけでなく、加工した、破り継ぎ(破って継ぐ)、重ね継ぎ(重ねて継ぐ)、金泊、銀箔や気泥(きんでい)、銀泥(ぎんでい)によって装飾され、絢爛豪華で和紙そのものが美術工芸品として鑑賞に値する要素を十分に備えています。

 

「万葉かな」は日本独自の王朝文化である「かな書道」という芸術へ発展しました。

 

しかし、平安朝の古法に則った特殊な加工を施しながら、墨の濃淡、潤筆、渇筆などの「墨色」が最も上手に表現出来る感じに、色付けや模様も書いた文字が一番きれいに表現出来る感じに加工されています。

 

 

 

書道用かな料紙のサイズかな料紙は大きさによって半紙 半懐紙(はんかいし) 全懐紙(ぜんかいし)に分けられます。

 

半紙は書道半紙と同じ24.2✕33.3cm

半懐紙は25.2✕63cm

全懐紙は36.3✕50cmです。

 

 

「万葉仮名」の料紙のサイズは、漢字作品用の和紙とは違う呼び名で表します。

 

「全懐紙」(ぜんかいし)「半懐紙」(はんかいし)の和紙の名前や大きさは時間の経過と共に変わりますが、現在もその呼び方で呼ばれています。紙を染める時に、うっすらとぼかしを入れながら細かく色付けして仕上げます。

 

その他大きな「特殊な和紙判」や、古筆の臨書のために使用出来る「古筆専用版」などの和紙も加工されています。また、画仙紙と同じおおきさの料紙もあります。

 

 

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書道用かな料紙の加工と種類

 

 

ぼかし

紙を色付けする時に、柔らかな感じにぼかしを入れて細かく色付けして加工して出来上がります。

 

 

 

砂子ぼかし

 

砂子(すなご)とは金や銀の泊を粉末に加工したものを、ぼかした和紙に糊をのせ、上から金や銀の粉を振り落として煌めく星空のように美しく装飾されたものです。

 

 

 

切泊砂子ぼかし

 

砂子ぼかしの上に金や銀の泊をいろいろな形に細かく切り貼りしながらはり付けて装飾されたものです。砂子よりもやや大きめの泊を使い、砂子の繊細であわい輝きと金箔、銀白の泊の強い輝きが相重なるとより絢爛豪華な煌めきと華ぎを感じさせます。

 

 

具引き加工

 

料紙の表面に胡粉((ごふん)を塗って仕上げた和紙です。具引き(ぐびき)と言うのは紙の表面に胡粉(ごふん)を塗って加工した和紙です。

胡粉(ごふん)とは白色顔料のことで現在は貝殻から作られます。細字かなを書く時に書いた文字の墨映りを良くする効果があります。

 

具引き(ぐびき)で加工してあるほうが細字かなをイタチ面相筆で創作する時は、筆を取られる事がなく抵抗なく創作することができます。

 

また、料紙はドーサ引きと言ってにじみを防ぐ和紙が使われます。ドーサ引きとは、膠(にかわ)とミョウバンを湯で溶いてドーサ液をはけを使って滲みを防ぐために加工して和紙をしあげる事を言います。このドーサ引きによって細字かなや中字かなが書きやすくなります。

 

細字かなは面相筆で筆先を使って流れるような感じに表現します。細い線で書くため紙の表面が筆に引っかかると、うまく創作出来ないため面相筆で抵抗なくスムーズに書くためにドーサ引きをした紙を使用します。

 

 

 

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書道用かな料紙の加工方法

 

染紙 染料に紙を漬け込んで紙を染める事です。日本の古筆では関戸本古今集と曼殊院古今集などの古筆に染紙は使わています。

 

材料は楢の木の皮をはぎとった物を釜で煮出して染料の元になる原液をつくります。木の皮が原料のために落ち着いた印象の和紙が多いのがこの和紙の特徴で、この染料に張り紙を漬けて染めます。染めた後にこの和紙を乾燥させます。

 

唐紙 平安時代に唐の国から輸入された紙です。その後、唐に依存することなく我が国でも作られるようになりました。古筆では寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)や巻子本古今集(かんすほんこきんしゅう)などに使用されています。

 

泊装飾紙 金泊銀泊などの泊を使って装飾された和紙のことです。古筆では、源氏物語絵巻の他、元永古今集に使用されています。金箔、銀白の泊を竹の刀を使って、升目状に切ります。

 

切った泊を竹の泊入れにおきます。大きさによって何種類かの筒を用意して紙に膠(にかわ)とフノリを薄く解いた液を刷毛(はけ)で塗って、液が乾かないうちに、泊を撒いて加工した和紙のことです。

 

継紙 いくつかの紙を様々な形に切ったり破ったり、破ったりと言っても破るのではなく型紙に合わせて和紙を破ったように型取りした和紙を、再び貼り合わせたものです。

 

古筆では三十六人集が有名です。予め作った型紙に合わせて紙を破ったように型取りしています。色違いの和紙に糊を使って異なる和紙を貼って加工した相反する色違いの独特な和紙です。

 

 

 

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書道用かな用紙の種類

 

ロール紙

 

片面はつるつるで、裏面はザラッとした滑らかで光沢のある和紙です。墨の発色が良く滑るように筆が走ります。トレーシングペーパーと似た感じの紙ですが和紙と比較すると書き味に物足りなさを感じますが、かな用練習紙として重宝します。

 

 

中質紙

 

上質紙とザラ紙の中間の品質の紙で印刷適性は良いですが、ロール紙に比べると感じとしてザラザラしているので少し筆がひっかかります。イタチ面相で細字を書くのには不向きですが、筆ペンやペン習字の方には相応しいです。

 

 

上質紙

上質紙は表面のキメが細かく印刷するのに相応しい和紙です。筆が滑らかに運べます。筆ペンやペン習字の方にもお勧めの和紙です。

 

 

新鳥の子紙

機械漉き鳥の子紙の表面に柄印刷した紙で筆が違和感なく滑らかに運べます。しかし、イタチ面相筆で細字を書くことより、ペンやペン習字の方にも相応しい和紙です。

 

 

 

和紙

 

機械漉き和紙は、和紙独特の上品な風合いを再現しています。手漉きと違い印刷の模様により用紙の裏表を使い分けながら細字と比較すると中字はかなり大きな字ですので個人で書き味を試して使うほうがよいでしょう。中字用と細字用両方があります。

 

 

 

手漉き紙

 

手漉き和紙は、独特の漉きが上品で文字に彩りや奥深さを添えます。印刷の模様により用紙の裏表を使い分けてください。中字用と細字用両方あります。

 

 

 

手漉き楮紙

 

手漉き楮紙は、特別に選別した原料の楮(こうぞ)を漉いた紙に一枚一枚手作業で模様を施した上質 和紙で機械漉きと違って手作業で一枚ずつ漉くので手間暇もかかりますし、同じ模様の和紙は2つとできません。

 

細字かなを創作するうえで、必要な和紙が創作意欲を掻き立てられるような見た目も際立った美しい料紙です。

 

さまざまな色や装飾が施された料紙、料紙と聞くと少し高価な印象がありますが、お手頃な価格の料紙も数多くありますので入手しやすいと思います。

 

細字かな或いは中字かなを創作される方は、数多くのさまざまな料紙の中から用途に応じて、装飾と共に創作の題材に相応しい和紙を、自分の目で確かめて書き味を試して書きやすい料紙をさがしてみて下さい。

 

最後まで読んで頂き有り難うございました。

 

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書道における紙の選び方は作品の出来ばえを左右します 書道半紙と言っても加工法が異なり、種類によって滲み方や書き味が大きく変わります。何種類の紙を使用して自分に合う紙を見分けるのが一番ベストな方法です。 日常の練習に使うのか、展覧会に出品するのか、用途によって選び方も違います。

 

 

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