最近の子供は学校の宿題の他習い事が多く、親が子供に自宅で習字を教える時はどのように教えれば良いか悩みますよね。
生活の一部のように、習字を始める環境を作るようにしてみてはいかがでしょうか?
そうすることによって自然のうちに、生活の一部として受け入れていけるようになります。
今回の記事では親が子供に習字を教える時の効果的な方法を、生活の一部として違和感なく始められる方法を紹介します。
習字を自宅で教える時は楽しく教える!
親が自分の子供に習字を教える時は、生活の一部のように習字を始める環境を作るようにしりましょう。
毛筆をきれいに書けるようになっても、硬筆まできれいにはなりません。
とめ、はね、はらい、を明確に学習したからと言っても硬筆と毛筆は違います。
習字や書道は「精神統一して静かに行う」と言うイメージは、習字を始める子供にとって理解することはまだ難しいはずです。
子供が楽しく習えるような環境をつくりましょう。
自宅で習字を教える時 習字セットにはこだわりましょう!
高価な道具とは言いませんが、ある程度しっかりした道具を準備しないと、途中で買い換えなければならない事になります。
大筆 化学繊維100%の毛のものは墨汁を沢山つけると墨汁が垂れ落ちてしまいます。
1種類の毛ではなく嫌毛をおすすめします。
筆は動物の毛で出来ていますが、馬、狸、イタチ、鹿は毛が硬くバサバサして書きにくくカスレがでやすいです。
羊毛は反対に赤ちゃんの産毛のように柔くフニャフニャしていて、まとまらないので書きにくいので小学生には兼毛筆をおすすめします。
太さ1cm~1.2cm 長さ5cm位のもの 価格は1,500円前後です。
下敷きはフェルト生地の1mmのものでは薄くシワがより安く裏うつりしてしまいす。
書いた次に書こうと思って半紙を乗せたら前に書いた墨を吸収しきれずに次に置いた半紙を書く前から汚してしまうことや書いている最中に下敷きが動いてしまう、と言うこともよくあります。
ですので小学生には、ラシャと言う素材の2mm位の厚みのある物が良いでしょう。
文鎮 重いものをおすすめします。半紙がずれない重さ(200グラム)です。
小学生が力一杯、手加減なしに筆に墨を含ませ書く力、と考えて頂いたら重さが必要なのはお判り頂けると思います。
重さで言えば200グラムは必要でしょう。
子供の気持ちを優先してできる限り親も子供も時間に余裕のある時に教えるようにしましょう。
そばについて子供と習字に対して向き合えるようにすることが大切です。
習字を教える時は汚れても良い衣類を着せる!
習字は墨が衣類に付いてしまう事が多いです。
必ず汚れても良い服に着替えてから練習しましょう。
また机や床に新聞紙を敷く事も忘れないようにしましょう。
衣類に墨がついた時は、墨のついた部分に歯磨き粉を大豆一粒くらい付けてこするときれいに墨はとれます。
習字を始める時は準備から子供にさせましょう。
親が習字の準備を全部してしまうのではなく準備をすることも子供にさせましょう。
親が子供に習字のお手本を用意する!
書店で売っているものやインターネットで準備できるものもありますが、せっかく指導するのであれば、書道協会のものを取り寄せて、毎月の課題の競書を練習して出品するのもモチベーションを上げるのに役立ちます。
子供の習字の姿勢を正しく保ち、筆を持つ!
おへその高さ位の机に半紙を置いて真正面に座り、背筋を伸ばして肩の力を抜きます。
こうする事で全体が良く見えて視野が広がり、お手本と半紙を見渡す事ができます。
次に筆の持ち方です。
筆は紙に対して垂直に扱うイメージで持つと良いでしょう。
肘を上げて腕は自由自在に動かせるようにして下さい。
お手本と半紙の距離が遠すぎても近すぎても書きにくいです。
とめ.はね.はらいは書き順を守りリズミカルに!
字には書き順があります。それに従って筆を進めれば勢いのあるきれいな字が書けます。
とめ.はね.はらいは文字を始点や終点でありながら、常に次の画に移行するための部分でもあります。
子供に教える時にはまず正しい書き順を確認し、とめ.はね.はらいを意識しながらリズムをつけて書けるように教えて上げて下さい。
習字を教える時は大きな動きで書く事を教える!
習字は手だけではなく肘も使って腕全体で書くものです。
大きな動きで書けば文字が小さくなり過ぎることなくダイナミックに魅力的に書けます。
習字に限らず上達を実感することが一番やる気がでます。
家で親が教える時は、子供が積極的に取り組めるように、やる気が出るように前回より上達した時は、ほめましょう。
子供の書いた習字を毎回家に貼る!
これをされると他の家族から色々な事を言われます。
上手いとか、もっと大きく書いたほうが良いとか、いろいろな意見がもらえます。
子供が楽しく気軽に習字に取り組めるようにサポートし、字の上達を褒めてあげましょう。
そうすればきっと子供も、字の美しさの魅力に気付いてくれるはずです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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