ミニ盆栽や(草物盆栽)初心者にもできる盆栽作りと育て方!

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盆栽というと枝ぶりの良い黒松の盆栽をイメージする人が多いのでは?

 

盆栽のイメージとして長方形の長さ40cm×奥行き30cm高さ10cm位の鉢に植えた黒松を想像すると思います。

 

大きな盆栽は迫力がありますが、スペースも必要です。 情景盆栽は、(山野草を草物盆栽として)、少しのスペースで四季折々の風情や侘び寂びを感じることが最大のメリットです。

 

近年は日本以外でも、年齢に関係なく盆栽に関心を持たれるようになってきました。 植物を育てた事のない人にも馴染みやすい作り方を紹介します。

 

玄関や応接間にその季節に相応しいミニ盆栽をさり気なく置く事で、家にいながら季節を五感で感じるのも忙しい日常の癒やしになります。

 

少しのスペースで四季折々の風情と侘び寂びを感じるミニ盆栽の作り方を紹介します。

 

 

小品盆栽とミニ盆栽の違い!

 

小品盆栽は幹の高さ20cm以下の盆栽を小さな盆栽【小品盆栽(しょうひんぼんさい)】と言います。

幹の高さ10cm以下の盆栽を(ミニ盆栽)と呼んで区別します。

 

草物盆栽は、仕立てるのも小さいだけに初心者にも簡単に出来ます。 小さいだけにスペースも不要。 小さな空間で四季折々の風情を楽しむことができて便利です。

 

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽 鉢植え 根洗い作り)準備する道具!

 

① 麻紐

 

② 麻布

 

③ けと土

 

 

④ 鹿沼土

 

 

⑤ 赤玉土

 

 

⑥ 鉢底ネット

 

 

 

⑦ ピンセット

 

 

⑧ 剪定バサミ

 

 

⑨ アルミ線(自在に曲る針金)

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽 根洗作り)を作る時に準備する物!

 

盆栽用の苗木と麻布、麻紐、鹿沼土、赤玉土、けと土。 苗木以外全てホームセンターで販売されています。

赤玉土は保水力のある茶色の粘土質の丸い粒状の土です。

 

鹿沼土は水はけの良い黄色みを帯びた丸い粒状の土です。 けと土は黒い土で根洗い作りの時に便利は土です。 アルミ線(自在に曲る針金)

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽 鉢植え)!

 

ミニ盆栽(草物盆栽)は、根洗作りみたいに容器は不要。 鉢植えは、植木鉢がありますので、鉢の中の排水口に鉢底ネットを置きます。

 

水はけの良い鹿沼土を1cm位敷いて、その上に保水力のある赤玉土と水はけの良い鹿沼土を、赤玉土7対鹿沼土3の混合土で苗木を鉢に置いて混合土で根元まで埋めていくだけです。

 

穴の空いていない陶磁器などを植木鉢として使いたい時は、手動式のキリを使って穴をあけることも出来ます。

 

キリの先も5mmの穴あけや、1cmの穴あけ用のキリの取り替え用の刃先も、ホームセンターで販売されています。

 

ミニ盆栽に限らず古い壺を陶磁器切り用の鋸(のこぎり)「フリーウエイ.ダイヤノコギリ」もホームセンターで販売されています。

 

秋の七草の桔梗、すすき、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、なでしこ、萩、クズ、のクズだけは盆栽には不向きですが、この中で桔梗とすすき、女郎花(オミナエシ)の3種類を盆栽ししても風流な草物盆栽ができます。

ミニ盆栽(草物盆栽 根洗作り)準備する物!

 

麻紐で2本づつ縦、横に敷いてその上に麻布をおおよそ縦×横20cm位の物を置きます。

麻布の上に「けと土」で枡形か正方形の形を作ります。

中に水はけの良い鹿沼土を1cm位敷いてその上に保水力のある「赤玉土」と水はけの良い「鹿沼土」を「赤玉土7対鹿沼土3の混合土」を作り苗木を置いて混合土で根元を埋めていきます。

 

根元がきれいに隠れたら麻布で包んで初めに敷いていた麻紐で結んで出来上がりです。 縦と横から結んだだけで不安定な時は、円形に麻紐で三重に結ぶと良いでしょう。

 

作りたての頃は不自然ですが、砂苔を苗木の根元に敷いていると、年数と共に作り始めに結んでいた麻布と麻紐は腐って無くなり、苔が生えて自然な感じに仕上がっていきます。

 

砂苔は水を多めにやっても、カビが生えることはありませんが、この苔より毛足の一番短い赤苔は、水が多いとカビが発生しやすいのでそれだけ注意しましょう。

 

 

ミニ盆栽 初心者でもできる盆栽の作り方!

 

ミニ盆栽を置く場所は、風通しの良い朝日の当たるところが一番ベストです。

 

一日中部屋の中は避けて外気にあてましょう。 夏場は朝と夜の一日2回、春、秋は朝1回水を与え、冬は2日か3日に1回の水やりが妥当です。

 

夏場は朝日を午前中、2時間位当てた後はできれば日中の強い陽射しをさえぎる遮光カーテン(遮光率70%か100%)のもので遮光をします。

 

葉焼けを未然に防ぐことができて、自然な色合いで見た目もきれいな緑色を保つことができます。

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽)管理の仕方 春 夏!

 

3月下旬ごろから落葉樹の紅葉や銀杏、カラ松、トゲ無し野いばら等は芽吹き初めます。

 

ミニ盆栽の材料は、「タチツボスミレ」、「姫竹」、「風知草」、「トゲ無し野いばら」、「姫石菖」、「姫ツワブキ」(春に黄色い花が咲く)、「鷺草」(さぎそう)など。

 

3月下旬から、気温が上昇しますので、水のやりが必要な季節です。 庭木と違って鉢が小さいだけに、「トゲ無し野いばら」などの花の咲く植物は、油断をすると蕾の時期になって枯らしてしまいます。十分注意しましょう。

 

葉が成長して気温が上昇して来ると虫やダニ、菌が発生する季節です。 20日に1回位「GFオルトランC」という簡易のスプレーで殺菌剤から殺虫剤まで出来ますのでスプレーしておきましょう。

 

 

 

害虫駆除と殺菌駆除1本で兼用で便利です。 「シダ類と黄金シダやトキワシノブ」、「姫竹」には殺虫剤、殺菌剤は不要です。

 

                写真は姫竹です

 

旅行などで2日以上留守にする時は朝、水を与えても乾燥で4日目花芽、新芽共に枯れてしまいます。 完全な遮光をして鉢底に保水用の受け皿をおいたほうが無難です。

 

葉が成長したら液肥(ハイポネックス)の5000倍液をひと月1回与えましょう。 与え過ぎると成長し過ぎて、雑草みたいに逞しく成長してミニ盆栽の価値が無くなりますので注意が必要です。

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽)管理の仕方 秋 冬!

 

秋から冬にかけては、夏場の炎天下の陽射しと比較すると大部、陽射しが和らぎ管理がしやすい時期です。 花が終わり実ものは実を結ぶ頃です。実が落下したらお礼肥を与える時期です。

 

ホームセンターで販売されている白い固形の小さな粒の肥料があります。 窒素(10)、リン酸(10)、カリ(10)、マグネシウム(1)の配合の固形肥料です。

 

お礼肥として来年の芽出しのための肥料です。

 

写真は金華山ススキです

 

 

ミニ盆栽(草物盆栽)肥料や殺菌剤 殺虫剤!

 

庭木などの大木とちがいますので、殺菌剤や殺虫剤は(スミチオン)や(マラソン)やヤノネカイガラムシには(マシン油)は不要です。

 

「GFオルトランC」という簡易のスプレーで殺菌剤から殺虫剤まで、十分対応できます。 機会を見て草物盆栽や「ミニ盆栽」作りに挑戦してみて下さい。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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